1月のかんがえごと~福祉的な性格の強い仕事は生産性を度外視すべき?~

新年、明けましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました。心から御礼申し上げます。
事業承継をはじめとし、2020年は私たちにとってまさしく変化の年でした。
変化とはすなわち、成長の機会でもあります。引き続き、信じ頼られる組織を目指し、一丸となって精進してまいります。
本年も、よろしくお願い申し上げます。

◆福祉的な性格の強い仕事は生産性を度外視すべき!?

当法人では毎年秋に経営計画発表会を行い、組織全体で経営理念等指針を確認し、1年の経営計画を共有します。会の後にスタッフへアンケートをとりますが、私はこれを、スタッフが何を思い、どこが理解・共感できるのか、できないのか、把握するためのコミュニケーションツールと捉えています。

今回、成年後見業務を扱うスタッフから「成年後見は福祉的な性格の強い業務なので、生産性で計らないでほしい」といった趣旨のコメントをもらいました。福祉的な性格が強いと生産性を見ないでよいのでしょうか?

生産性を高めることは数字を上げることではありません。数字はあくまで指標です。生産性を上げるとは、一人ができる仕事の量を増やすことです。
すなわち、私たちが生産性を上げることができれば、より多くの困っている人に手を差し伸べられることになるのです。

もう少し広く長い目で見ると、私たちが生産性高く業務を行える方法を確立できれば、より多くの専門家が成年後見業務に参入し、現在の後見人不足の状況に風穴を空けられるかもしれません。福祉的な性格が強いということは生産性を見ない理由にはなりえず、むしろ福祉的な性格が強いからこそ、私たちは生産性を上げる努力をしていかなければならないのです。これは成年後見に限らず、法律職という公益性の高い仕事に従事する私たちが、プロフェッショナルとして肝に銘じるべき矜持の一つと考えています。

いずれにしても、アンケートに記載してくれたスタッフの、仕事に対する高い志や強い使命感が伝わりました。大変心強く、嬉しく思います。

令和3年1月
司法書士法人UNIBEST
行政書士法人UNIBEST
代表 岩白 啓佑