こんにちは。司法書士法人UNIBESTの岩白です。
仕事一辺倒では人生は豊かにならないというのは、多くの方に異論のないところでしょう。
アメリカの教育家ポール・J・マイヤーによると、人生は「健康と身体」「精神と倫理」「社会と文化」「職業と経済」「教育と教養」「家族と家庭」の6分野に分けられて、そのバランスを保つことが大切だそうです。
私自身の日々を振り返ってこれに当てはめてみると、教育と教養分野の活動がいまひとつパッとしない。
そこで、教養について考えてみました。
教養とは何か?
教養は、英語にすると「リベラル・アーツ」と訳せますが、これは古代ギリシャの奴隷が「自由(リベラル)を手にするための知識や力(アーツ)」からきているそうです。
現代風に言うと「複雑化する社会に飲まれることなく、生きるための答えを自ら導き出すための知識や力」となるでしょう。
では、どうすれば教養を高めることができるのか?思うに、良質な情報や考え方に触れ、それを踏まえて自らの頭で考えるクセをつける、といったところでしょうか。
ところで、コロナ禍によって、マスコミ報道があてにならないということが世間に広く認知されました。
「この数字だけ見ていてもダメだ、こちらも一緒に見る必要がある」「この状況はこれが原因と言うけれど、本当はこっちが原因ではないか」ニュース記事のコメント欄はこのような意見で溢れかえっています。
内容が正しいかどうか、コメントを残すかどうかはさておき、このコロナ禍では、自ら情報を取りにいき、それを使って自分の頭で考えて意見を出すという行動が世の中で広く行われるようになったのではないかと、私自身の経験からも予想しているところです。
これはまさしく、コロナをきっかけに、教養を高めるための素養が日本中、世界中で作られたと見ることができるのかもしれません。
その素養を、コロナ以外で、アフターコロナで、どう活かすか?
自分自身を客観視して、今後も教養を高めるべく日々精進していきたいと思います。