12月のかんがえごと~脳の疲労とDMNの働き~

こんにちは。司法書士法人UNIBESTの岩白です。

ストレス社会に生きる私たち。
一日くらい何も考えずボーッと過ごしたいということもあると思います。
しかし、実際に丸一日何もせずボーッと過ごすと逆に疲れが溜まった気がする。
こんな経験は誰にでもあるのではないでしょうか。

疲労を感じるのは脳ですが、実は脳で使われるエネルギーの60~80%は、DMN(デフォルトモードネットワーク)という働きに使われているそうです。
座禅を組んだことのある方ならわかると思いますが、私たちは何も考えないということがなかなかできず、常に雑念が頭に浮かびます。
この働きが、エネルギーを消費するDMN。
一方で、何かに集中するときの脳のエネルギー消費は5%程度だそうです。

近年、ビジネスパーソンを中心に座禅やマインドフルネスが注目されています。
瞑想と聞くとなんとなく怪しいイメージがつきまといますが、この座禅やマインドフルネスの効果が脳科学的に解明されつつあり、実は瞑想で意識を集中させることで、DMNの働きを抑えていることにより、脳のエネルギー消費を抑え、言われているような効果が得られるという理屈のようです。
スティーブ・ジョブズと禅は有名な話ですが、近年、Googleをはじめとした様々な企業でマインドフルネスが取り入れられ、様々な研究機関でも研究が行われているそうです。

私自身、かつて禅の勉強をして、座禅を組んだり、写経をしたりしていたことがあります。
宗教的な意味合いはなく、司法書士試験の受験勉強に集中できない自分を見つめ直すために始めました(笑)
しかし、座禅を組むことで頭がすっきりする効果はすぐに感じられ、今でも時々座禅を組みます。
ちなみに、写経は面倒なのでもうやりません。
書くのは紙とペンがあればできますが、書いた後はゴミ箱に捨ててはならず、お焚き上げをしてもらわなければならないのです。
自分で書いたとはいえ、お経ですからね。