2022年がスタートしました。本年もよろしくお願いいたします。
日本の人口減少が叫ばれています。
今後、不動産需要は減っていく、だから投資対象として魅力的でない、という話はよく聞きます。
一方で、よくよく調べてみると、老若男女問わず「おひとりさま」が増え、人口に反して「世帯数」は増えているようです。
以上から、今後は、街は小さくなり、単身者世帯が増えると予想できます。
つまり、都心・駅近の単身者用マンションは、投資先としてまだまだ魅力を保ち続けるのではないか、ということです。
ものごとには様々な側面があります。
私たちの訴訟業務部では、お客様の訴訟前施策が功を奏し、案件が減ってきました。
これ自体は由々しき事態ですが、わが業界で当事務所のように大々的に訴訟をやっているところはありません。
この強みを活かせば、非常に尖ったサービスを世の中に提供できるはずです。
後見業務部では、業務の性質上、生産性に難があります。
これ自体は由々しき事態ですが、当事務所は業界トップクラスの後見実績があります。
日々の工夫が実れば、後見受任の一つの完成型を社会に示すことができるかもしれません。
認知症対策の民事信託は、当事務所の取り扱い案件の大きな部分を占めてきましたが、まだまだ思うような発展には至っていません。
しかし、当初大注目された民事信託も、難易度の高さからか、取り扱い事務所が大きく絞られ、新規参入が少なくなっているようです。
これは私たちにとって追い風です。
私たちは、いくつもの由々しき事態を抱えていますが、見方を変えればそこには必ず大きなチャンスがある。
そして、チャンスに身を置けるということは、私たちがチャレンジし続けていることの証だと考えています。
本年も、精進してまいります。