6月のかんがえごと~現代の教育現場では、文理融合、STEAM教育が重視されているようです~

こんにちは。司法書士法人UNIBESTの岩白です。

先日、私の母校である富山県立富山高校の先生からご連絡をいただき、この夏、生徒さんたちにお話をすることになりました。
実は私は、「母校の生徒さんにお話をする」というのを人生の一つの目標にしていましたので、胸がいっぱいになりました。

さて、先生からは、文系・理系選択のヒントになるようなお話も含めてほしいというオーダーがあったのですが、「しかし文理融合、STEAM教育が叫ばれ、単純に文系・理系で分けるのが難しい時代」といった趣旨のお話がありました。
「文理融合」はなんとなくわかりますが、「STEAM教育」は初耳です。
調べると、Science、Technology、Engineering、Arts、Mathematicsの頭文字をとったもので、科学、技術、工学、数学などの理数系科目と芸術分野の科目を重視する教育方法のことだとか。
わかってしまえば、その重要性は私自身肌で感じるところです。

例えば、事務所経営の中では、業務効率化のためのRPAによる自動化、昨今の社会情勢からテレワーク推進のための勤怠管理システム導入・VPNの設定・PCのセキュリティレベルUPなど、直近でもIT系の知見が必要でした。
また、多くの仕事がAIに代替されると叫ばれる現代、司法書士の仕事も例外でなく、70%以上がAIに代替されると言われています。
今後どのようにAIと付き合っていくべきか、という視点も常にもっている必要があります。
さらに、私は、この5/25に公布された裁判IT化に関する民事訴訟法改正にも日司連の委員として関わったのですが、やはりある程度は現在のテクノロジーのレベルを把握していなければできない議論が多かったように思います。

司法書士という文系職の私がパッと思いつくだけでもこれだけ挙げられるほどです。
これからの時代に必要なのは、自ら課題を見つけ、PDCAをまわし、ソリューションできるスキルである、とよく言われます。
どう考えても、これは文系・理系で括れるものではないでしょう。
日々教育の現場で汗を流される先生方のご苦労は大変なものと愚推いたします。