補助者受験生、初決済までの道【第5話・カフェラテと免許税】

受験生と学ぶ、不動産決済基本のキ。

司法書士の業務である、不動産登記決済
これらについて、皆さんはどのような印象をお持ちですか?
普段の暮らしではなかなか聞かない用語ですし、何となく難しそうな印象もあって、具体的なイメージがわきにくいのではないでしょうか。
実は不動産登記や決済は皆さんの土地や家を守るための大事な仕組みなのですが、一般の方からは理解しにくいという声もよく聞きます。

さて、UNIBESTには司法書士の補助者として働きながら勉強を続け、司法書士試験の合格を目指す受験生がいます。
そこで、受験生の彼が不動産登記や決済について感じた疑問を自ら調べ、また時には先輩にぶつけ、皆さんと一緒に楽しく学んでいけるようなコンテンツを始めました。

「司法書士」と「一般の方」の中間的な立ち位置である、受験生ならではの目線でわかりやすくお伝えしていきます。
ぜひご覧ください!


いよいよ今年の司法書士試験まであと2週間だね。

はい!今回が初めての受験なので不安でいっぱいですが……精一杯頑張ります!

ピンポーン

すみません、父の相続登記をお願いしている井出といいます。
先生いますか!

井出(いで)様……
あっ!この前、封筒を間違って「出(どんで)」様にしちゃった人だ!
きっとそれでお怒りなんだ……どうしよう……

大丈夫、ここは私に任せて。

丼……ではなく井出さま、おはようございます。
先日は見積書の封筒の宛名を間違えてしまい大変……

そこは別にいいんだよ!
そんなことより先生、見積書を見たんだけど、登記費用が高すぎないですかい!?

お見積の金額についてでございましたか。
ですが井出さま、それは仕方がないんです。

仕方がないって何ですか!
あれは父が私のために遺してくれた土地なんです!
俺はいいけど、父のことを悪く言うのは許しませんよ!

言ってないです井出さま。
仕方がないというのは、素晴らしいお父様だったから仕方がないという意味です。

父が..……素晴らしい……?

ええ。
実は今回の費用のうち40万円「登録免許税」という税金で、
土地の価値が高いほど税金の額も高くなってしまうのです。
今回、お父様は港区の一等地(評価額1億円)という素晴らしい土地を遺されたので、
どうしても税金の額まで高くなってしまうのですよ。

な、なるほど。
でもなんで登記をする時に税金が取られるんです?

例えば土地の購入であれば、決済による所有権の移転を
第三者に対抗するためには登記をする必要がありますよね。
つまり登記によって対抗力という利益を得ることになるので、
その利益に対して課税がなされるのです。

税金は所得の再分配を目的とするものなので、
登記によって得られる利益が大きいほど(=不動産の価値が高いほど)
税金の額も高くなってしまうわけですね。

う~ん、私は今年から相続登記が義務化されたって聞いたから
登記するだけなのに、「利益を得ている」として税金を取られるとは……
なんか納得いきませんが……

まぁでも確かに、40万円の税金が含まれるとしたら、
費用がこの額でも仕方がないですね!
すみませんでした、引き続きよろしくお願いします!


~その日の夕方、退勤後のカフェにて…

伊勢丹立川店の中にある
クリムトさんのホットカフェラテ(レギュラーサイズ)

登録免許税か……
試験も近いことだし、不動産登記の登録免許税について復習しておこう!


クリックすると拡大します。

そういえば……相続した港区の一等地を井出さまは何に使うんだろう?